自然界に潜む「無条件の力」

元気とはもともとの力と書きます。

「元」「源」「本」「基」「素」等々、字は違えども似ていますね。

よくいいますね、「元気」とは、もとにもどればいい、と。「もと」にもどれば元気なれる。

 

逆を言えば、元々エネルギーがあるのに、そのエネルギーを滞らしているものがあるということ。

実は、私たちの日常の意識は、「当たり前」という感覚ですよね。

平凡な日常に新鮮さを感じて生きている人は少ないでしょう。当たり前、そんなことは当たり前…。

もし、日々の生活がかけがえのないものと感じられたら素敵でしょうね。

 

「生きているだけで幸せなんだ」。そんなメッセージを描いた物語はたくさんあります。

『素晴らしき哉、人生!フランク・キャプラ監督の有名な作品です。ヒューマニズムを絵に描いたようなドラマです。

クライマックスに三流天使が出てきて、主人公がいない世界を見せるのです。そして、生きているだけで幸せなんだと気づく。

 

日常の生活には、お金のことや、病気のことや、人間関係のことや、不平と不満が多いものです。

飢渇感。不足感。不充足感が、エネルギーのバルブ、弁をふさいでいるようです。

 

「素直になること」「簡素になること」「生きてあることに感謝すること」

 

その証明が、長岡式酵素健康法であると考えています。

「代謝実感」ということを私は提唱しています。

身体にもっとも適した食事をしていれば、身体は元々、抱いている力を発現します。

それが、朝のおトイレのしっかりした大便であり、においが薄く、太く長いものです。

そのとき身体は元気なはずです。病をもった人でも、このような排便を一か月も続けると、身体が変わる体験をいただけるはずです。

 

元々に還ることになるのです。

身体の元々に還るとき、心もリフレッシュしてゆきます。

また、そうなるべきです。

生きてある感謝。そこに向かおうとする気持ちを大切にしていただきたいと思います。私たちの意識は、身体に直結しています。不満、不安、怒り、傲慢、頑固から離れたいものです。なかなかむずかしいいものですが、それも含めて挑戦してゆけば、必ず私たちを支えている、エネルギーを感じられると思います。そのときに私たちはより、健康に近づけるのではないでしょうか。