心と食事

すさみが強い人のお食事は、味わいを優先し、満腹感を求めると考えます。

すさんだ心とは、その人の心の「へこみ」です。それを埋めあわせるためにも食べてしまうのです。

ですから、心の「へこみ」を埋めるために、その人は食事だけでなく、いろんな欲望からのアプローチをすることでしょう。

 

食欲、物欲、睡眠欲、性欲、名誉欲、ギャンブル、アルコール、ドラッグ…。そして、それらを得ても、その「へこみ」を満たすことできないようです。一時的に満足しても、すぐ様、「へこみ」=飢渇感が表れるのです。

 

結局、食事をなんとかしようとしても、その方の根本的な苦しみを解決しない限り、すさみの強い人にとっては、食生活からの健康法は難しく、一時的に食生活を整えても、また戻る可能性があると言えるのです。つまり、心の「へこみ」のような飢渇感は、簡単に埋まらないようです。(加えて、本人は自分がすさみが強いと感じてないことがあります)

 

まず、根本的な苦しみというのは何かということです。

 

…きっと生まれ育ちであり、幼少の頃の家庭環境が決定的かと思います。ただし、同じような家庭環境にあっても、越えられるひとと越えられない人があるというのも、これも不思議なことです。

 

私がなぜ、そこに生まれたのか。そこで何をしないといけないのか。その理由を知ろうとしない限り、その方は、すさみを外に出して問題を起こして、それを解決するような無限回廊を歩く人になってしまうのです。

 

しかし、その人は人より多くのマイナスを背負っているように見えて、実はまったく違う可能性を抱いているようです。