自然の抱く力、大地の力、身体の力

●大地そのものの可能性を見出された人々

ほんの数ヶ月前のことですが、不耕起栽培というものがあることを知りました。その後、インターネットで不耕起農法(栽培)などを検索するとたくさん出てきて、農家の皆さんは常に勉強をされ、冷害に強い農法や品種などを探し、勉強されていることを感じます。この不耕起農法は、日本だけでなく海外でも、古くからあるようです。要するに「耕さないとい農業」だそうです。そうすることによって、大地の力をより引き出すことができるのだそうです。驚くべきことです。

 

私が見たのは、YOUTUBEでNHKの特集でした。ご自分の水田に、白鳥が飛来してくるシーンから始まり、その場所でインタビューに答える農家の男性が驚きよろこばれているのが印象的です。感動しました。そして、何よりも耕さずに、無農薬の米が作られるのですから、こんな素晴らしいものはありません。

 

●大地の力とは「あらゆる存在の可能性を引き出す力」

簡単にご説明すると、耕さない稲作です。特徴は稲刈りが終わった後にその田に水を引き入れ、水田にするのです。そうすることで、刈ったあとの稲の株などに微生物が生まれ、イトミミズが繁殖したりします。それによって、土の力がアップするようです。微生物の繁殖により小動物がそこに生息します。オタマジャクシやメダカやドジョウ。面白いのは、絶滅寸前のカエルまであらわれたそうです。だから、白鳥などの水鳥が降り立つのです。

 

なんということでしょうか。あの美しい里山の田園風景が戻ってくるのです。一般的な耕す稲作をしている人からみると「サボっている」としか見えないそうですが、冷害に強く、台風が来ても倒れない稲に育ちます。固い土に対して根がしっかりはえて、大地にしっかり張るのだそうです。

 

●酵素健康法との共通点

「これだ!ここにも証明者がいた!全く違う分野で、酵素健康法をされている。これは、農業における酵素健康法」と私は思いました。自然の持っている力を引き出すこと。しかも、それがとても単純な方法であります。農薬を使わずに、土壌の力を回復されてゆくことは全く酵素健康法とつながります。あるがままの抱く根源の力を引き出す方法です。

田んぼのもつ力を引き出すのが、冬の水田とは驚きです。数年で白鳥が飛来するほどに大地が力を取り戻した。酵素玄米ご飯の常食による腸の活力が重なるようにも感じました。

長岡式酵素玄米を常食した簡素な食生活、たったそれだけでかなりの改善をみることができます。まるで、冬の期間に単に水をはるだけのようなイメージを抱きます。「大地の力を引き出す」のが不耕起農法であれば、長岡式酵素玄米による健康法は、「身体の力であり、血液力」ではないかと思います。

 

このウエブサイトで何度も、伝えていますが、結局は血液の正常化による全体性の回復に向かうということ。酵素健康法とは、「血液力の正常化」であります。「血液力」とも言えます。簡素な食生活によって、浄化された血液はイキイキと体中をめぐり、体内、各器官、各細胞、隅々に行き、元気と励ましを与え、そして老廃物を外にだすためにはたらき、腸に不要物質を運ぶのだと私は思います。

だから、しっかりした排泄を毎朝のおトイレで確認できるのです。

 

●自然界と人間の身体は密接につながっています。

私達の腸内はご存知のように菌類をたくさん養われています。善玉菌、悪玉菌、日和見菌、とあり、そのバランスが大変大切のようです。抗生物質などを身体に入れると大きく乱れるようです。やはり自然が一番。自然が持つ偉大な力を知ることが長岡式酵素健康法であります。

※このような自然の力を第一にした農法は他にもいろいろとあるようです。